ご先祖様と自分たちをつなぐもの

ご先祖様と自分たちをつなぐもの

我が家には大きな仏壇があります。その管理は基本的にずっと祖母が行っていました。

 

ご先祖様と自分たちをつなぐものであるから、きちんと向き合わなければならないといったようなことを、子供のころから、お盆などの折によく聞かされたものです。

 

 

 

そうした祖母の教えも関係してか、掃除等を通じ、比較的、私は仏壇と接することも少なくなかったように思います。

 

一方、父はそれほど仏壇に関心がないようでした。もちろん、それをおろそかに扱うというようなことは一切しませんでしたが、日頃から仏壇に手をあわせたりすることもほとんどなく、祖母とそれをサポートする母(つまり父にとっての妻)に仏壇のことは一任していたようなところがありました。

 

 

 

ところが、祖母が亡くなって以降、父の行動が一変しました。

 

毎日、朝起きると、仏壇に手をあわせ、線香を焚くようになったのです。父は以前から祖母のことを非常に大切に想っていましたから、仏壇を通じて日々心を通わせているのでしょう。

 

こうした想いと行動の連なりこそが、「ご先祖様と自分たちをつなぐもの」という感覚を、やがて更に確固たるものへと育んでいくのではないでしょうか。父の姿を見ながら改めてそう感じました。

 

仏壇